運営・指導方針
目次 全般
キャリアに向けて
研究指導について
その他
全般
前置き:研究室運営体制について
システム情報第5研究室(石井・笹原研究室)は教授一名、講師(笹原)一名、助教一名でスタッフが構成されています。
どこも同様ですが、同じ研究室でも担当指導教員によって指導方針は異なります。
学生とのミスマッチを防ぐため、本ページでは研究室全体としてというよりもむしろ笹原個人の方針を記しています。
基本方針
学生一人ひとりが主体性と意欲をもって研究に取り組み、成長に繋がる研究室生活を送れるような環境づくりを目指しています。なかでも重視しているのがキャリアプランの尊重です。笹原は頻繁にキャリアプランについて尋ねます。修士課程や博士課程への進学、志望業界や職種といった直近の目標に加え、将来的な社会での活躍という長期的な視点についても、折に触れて考える機会を促しています。これは、キャリアの見通しを持つことが、主体的で充実した研究活動に不可欠であると考えているためです。昨今の就職活動は極端な早期化・長期化の傾向を示しており、修士課程入学直後からインターンシップの準備を始めなければ間に合わないという状況が常態化しています。この状況には強い問題意識を持っていますが、システムの変革を待つよりも現行の制度に適応する戦略の方が実際的です。不透明な就職活動に振り回されずに研究室生活を充実させるためには、早い段階から明確な目的意識を持つことが大切です。配属直後から具体的なキャリアプランを持っている学生は少ないかもしれませんが、就職活動をきっかけに自らと社会の理想的な接点について考え、研究活動を通じてその実現に必要な力を身につけてほしいと願っています。
報告会・ミーティング・コアタイム 研究報告会:研究室全体として毎週開催しています。研究報告会では各学生が持ち回りで自分の研究テーマについて進捗を報告します。
笹原との個別ミーティング:二週間に一度の頻度で実施します。配属直後や検討事項が多く先行きが不透明な場合には、状況に応じて週一回に増やすなど柔軟に対応します。またそれ以外にも学生から要望してもらえればいつでも時間を取ります。
コアタイム:ありません。学生の自主性に委ねます。とはいえ周りの社会人と合わせた方が何かと都合がいいので 9:00-17:00 の研究活動を基本とすることを勧めます。
スケジュール(4月入学修士課程の場合) 研究室生活のイメージを掴んでもらうため、一般的な4月入学修士課程のスケジュールを以下に示します。 研究 (一年目) 8月:前期終了時 ここまでで文献調査が済んでアプローチの概略も把握できていることが望ましい。 1月:後期終了時 ここまでで初期段階における検証結果を出していることが望ましい。 (二年目) 8月:前期終了時 ここまでで基本的な結果を揃えていることが望ましい。 9月:連合講演会原稿締切 本講演会または下記マルチシンポジウムのいずれかで発表することが望ましい。 9月:ACC締切 成果が出ている場合は国際会議での発表も検討したい。 11月:マルチシンポジウム原稿締切 11月:連合講演会開催 1月:修士論文発表会 3月:マルチシンポジウム開催 3月:CDC締切 著しい成果が出ており、興味がある場合はトップカンファレンスへの挑戦も検討したい。 随時:学術論文執筆 同様に、著しい成果が出ており、興味がある場合は学術論文誌への挑戦も検討したい。 就活(日系メーカー等を想定) (一年目) 4-5月:進路・キャリアについて検討 6月:インターンシップ応募に向けて書類準備 7-8月:夏季インターンシップ面接および実施 10-12月:冬季インターンシップ面接および実施 11-12月:選考応募に向けて書類準備 早期選考実施 1-3月:本選考実施 (二年目) 4-5月:内々定 ただし、もちろん企業ごとに具体的なスケジュールは異なるため必ず確認してください。さらに、外資系やコンサルティング業界等はさらに早期からインターンシップやジョブ面接が始まるため注意してください。 また、キャリアプランの尊重を重視しているとはいえ、長期的に通用する力を得るためには研究活動による成長が重要であると考えているため、研究時間を過度に削ることは勧められません。 研究活動と就職活動の両立ができるよう密に相談してください。
キャリア構築に向けて
修士課程の意義
修士課程では多くの挑戦と失敗を重ねてほしいと考えています。笹原の意見では、大学院の最大の特徴は「中期的失敗が許されること」にあります。ここに、修士課程での2年間と、学部卒後に企業で2年間OJT(On-the-Job Training:職場訓練)を受けることとの本質的な違いが表れます。OJTでは給料を得ながら実践的な専門性を高めることができますが、報酬が発生する以上、成果が見通せない仕事やリスクの大きい挑戦を新人に任せることは難しくなります(実際、開発職など中長期的視点が求められる職種では、修士号以上が必須とされることが一般的です)。企業では最小の努力で最大の成果を求められ、またそうあるべきですが、研究はこの発想と本質的に相性が良くありません。研究とは、次々に現れる小さな課題に対して無数のアイデアを試行し多くの失敗を重ねつつも、得られた知見をもとに最終的な成果物へと収束させていく営みです。短期的な結果ではなく、長期的な成果にこそ焦点を当てられる貴重な期間であり、人生において失敗が許容される最後の時期になります。敢えて言えば「何もしないこと」が修士課程における本当の“失敗”です。時間をかけた分だけ成長の質と深さが増していくのが研究の醍醐味でもあります。短期的な効率を気にするのではなく、最大の成長を目指して貪欲に取り組むことを強く勧めます。
博士課程と就職状況 博士課程修了者の就職状況については、実態とかけ離れた悲観的な印象が広まっていると感じることが少なくありません。確かに、博士人材の数が限られていることや進路の多様性ゆえに、網羅的かつ詳細なデータを得るのが難しく、全体像の把握が容易でないことは事実です。しかしながら、たとえば(悪名高き)ポスドク1万人計画(1996〜2000年)当時の状況や、基礎科学・人文社会系と情報・工学系など異なる分野を混同した議論が誤解を助長し、十分な検討もなく進学を諦めてしまうのは非常に残念なことです。博士課程進学を検討している学生が正確な情報に基づいて将来を考えられるよう、参考になりそうなデータ(2025年時点)を以下に紹介します。 【1.独立行政法人経済産業研究所『博士課程卒業者の労働市場成果 (2024)』】 賃金:“(前略)博士卒は修士卒よりも 40%以上高賃金である。” 生涯所得:“(前略)、博士卒の生涯所得の割引現在価値は、修士卒よりも男性で17%、女性では36%高い。博士課程就学の投資収益率を概算すると男性、女性とも10%前後である。” 働くうえでまず気になるのは収入ですが、なんと博士課程における投資を考慮しても博士の方が修士よりも有利になります。博士の主要な進路の一つであるアカデミアが一般的には高給でないことを考慮するとこれは驚きの結果ではないでしょうか? 【2.経済産業省『博士人材ファクトブック (2025)』】 就職状況:“約4割が民間企業等(公的機関を含む)へ就職しています。また、研究開発職に限らず、多様な職種に配属されています。” 配属状況:(理系)研究開発系 86.9% 数理・AI系 63.6% IT系 49.5% (複数回答) 博士人材の評価:「博士学生が他の学部生や修士と比べてパフォーマンスが高いと実感した経験があるか」 何度もある 56% 数回程度ある 41.3% 具体的な評価点:幅広い知識により視野が広い 53.8% 批判的な思考力がある 45.3% 高い専門性がある 39.6% ビジネスにおける評価:「研究の経験がビジネスをする上でも自社の価値になっていると思うか」 非常にそう思う 34.9% ややそう思う 56.9 % こちらのデータから、博士人材は必ずしも大学に就職するわけではなく、約4割が企業や公的機関に就職していることが分かります。これは笹原の実感とも一致しています。また、やはり時代に即した数理・AI系は社会で強く求められていることもわかります。興味深い点として、博士人材の最も高く評価される資質は「高い専門性」以上に「視野の広さ」や「批判的思考力」であり、さらにそれがビジネス面においても貢献していることが挙げられます。これは、博士課程における研究活動を通して育まれる、応用可能性の高い能力が重視されていることを示唆しています。(なお本資料には博士課程修了者を積極的に採用している企業の情報も掲載されており、実践的な参考資料としても価値があります。) 【3.科学技術・学術政策研究所『博士人材追跡調査-第4次報告書- (2022)』】 就職状況:(工学分野)大学等 39.8% 民間企業 46.1% 公的研究機関 9.5% 非営利団体・個人事業主 3.5% その他 1.0% 学費免除:“(前略)工学分野では一部ないし全額免除と回答した者の割合が半数を上回った。” 大学等への就職が約4割で、民間企業がそれを上回るという傾向は上の資料と整合性があります。また、回答した博士修了者のうち、就職の可否が不明な割合はわずか1%にとどまっています。さらに、多くの博士課程学生が学費免除を受けている点も重要な実態として確認できます。 【4.東京大学『東京大学の概要 資料編 (2025)』】 大学院修了者の修了後の状況:(情報理工学系研究科 修了者 65名) 製造業 2名 情報通信業 13名 金融業 1名 学術研究・専門技術サービス業 21名 生活関連サービス業 1名 教育・学習支援業 1名 医療・福祉 1名 サービス業 1名 進学 2名 その他 21名 情報理工学系研究科はイメージ通り専門技術職や情報通信業が多く、専門性を活かして活躍することが可能であることが見て取れます。なお、その他の割合が2割5分ほどありますが、これは未回答に加えて公的機関や個人事業主、あるいは留学生が帰国したために追跡不能になったデータも含まれる点に注意してください。 【5.計測自動制御学会『特集 SICEな博士 ~ティップス・心得・キャリアパス~ (2023)』】 計測自動制御学会の会誌である「計測と制御」における博士課程に関する特集号です。制御理論分野におけるバラエティ豊かな7名の博士号取得者の声が届けられており、読み物としても非常に面白いものに仕上がっているため、是非一読を勧めます。
研究指導について
学士・修士・博士の到達目標 【学士の目標:信頼できる結果を提供できること】 学士課程では「信頼できる結果を提供できる人材」の育成を目標としています。これはすべての技術職に共通する出発点でありながら、実際には決して容易なことではありません。自分の出した結果を信頼してもらうことは、結果の正しさとはまた異なるためです。たとえば数学的な命題に対しては、証明の論理構造の正しさはもちろん、前提となる仮定、対象とするシステムモデルに内在する条件、用いた定理や補題の出典の明示、さらには実システムとの対応関係についても説明する必要があります。シミュレーション結果の場合も同様に、使用したすべてのパラメータや前提条件を明示し、加えて、実装上の誤りが存在しないことをどのように検証したかを説明できることが求められます。こういった基礎的でありつつも重要な能力を育むことを目的とした指導を行います。 【修士の目標:アイデアを提供できること】 修士課程では「アイデアを生み出し提供できる人材」の育成を目標としています。研究開発の現場では、予期せぬ困難や想定外の結果に直面することが日常的であり、当初の見通しが立ち行かなくなることも珍しくありません。そのような状況で、局面を打開する手立てを見つけ新たな方向性を切り拓くために、どれだけ多くのアイデアを出せるか(そして学部で得た力で丁寧な検証ができるか)が研究者としての地力です。必ずしも画期的な発想である必要はなく、平凡な案であっても構いません。重要なのは、試行錯誤をいとわず、粘り強く取り組む姿勢と、それを成果へと結びつける力です。修士課程ではこのような力を備えた人材の育成に努めます。 【博士の目標:価値を提供できること】 博士課程では「価値を創出し提供できる人材」の育成を目標としています。修士課程で学ぶのは主に既存の問題を解く力ですが、博士課程では自ら解くべき問題を見出すこと、あるいは新たなプロジェクトを立ち上げること、そしてそれらを具体的な成果物へと結実させる力が求められます。これは単なる課題解決にとどまらず、社会に対して新たな価値を生み出す営みであり、極めて汎用性が高く本質的な能力です。そのような力を備えた人材として成長してほしいと考えています。
研究の進め方 自らの力で計画を立て研究を進めたい、というチャレンジはむろん歓迎です。しかしややハードルが高いのも事実なので、各々の希望を聞いた上で簡単な研究計画書をこちらが用意し、その詳細を詰める形で共に計画を立てていくことを基本線とします。例としてこちら(PDFファイル)をご覧ください。 これは笹原が過去に学部四年生の最初のミーティングのために用意した研究計画書で、背景・先行研究・問題・アプローチ・予想・段階的目標を簡潔にまとめています。立てた計画に基づきスケジュールが組め次第、実際に手を動かして仮説を検証していきます。行き詰まることの無いよう定期的にミーティングを行い、進捗・結果・課題について議論します。成果は卒業論文としてまとめますが、各々のキャリアプランに反しない限り、(国内・国際)学会発表および論文誌での発表も奨励します。発表先としては、例えば計測自動制御学会制御部門やIEEE Control Systems Societyが代表的なものになります(本ページ下部『主な参加学会(制御理論系)』も参照)。
ミーティングの準備と進め方 上記にあるミーティングでは、毎回簡単なもので構いませんので資料を用意してもらいます。資料は「前回の議論の確認」「得られた結果の報告」「結果を踏まえた今後の計画」の三部構成としてください。ここでいう「得られた結果」とは、命題の証明やシミュレーション結果に限らず、文献調査によって得た知見なども含めて広く捉えてもらって構いません。作ってもらった資料を基に結果の解釈や研究の方向性等を議論します。なお、ミーティング中に決定した事項は、必ずメモを取り記録するようにしましょう。
研究のための前提知識 制御理論は数理的方法論なので基本的な数理(例えば線形代数・確率統計・複素解析・凸最適化・ゲーム理論・強化学習)に慣れ親しんだ方は相性がよいと思われます。 工学部としてはアドバンストな枠組み(例えば測度論的確率論・調和解析・確率過程・関数解析)を利用することもあり、そのあたりの議論が好きであれば研究に活かすことも可能かと思います。 とはいえ、未知の事柄を調べるという研究の性質から大学の教員でさえ日々新しいことを学びながら研究を進めるので、学生も都度勉強していくという形になります。 むしろ重要なことは必要な知識の把握や調べ方等のある意味でのメタな能力かもしれませんので、そのあたりは研究を進めながら養うことが適切かと思われます。
その他
英語力について 英語力の習得については、基本的に各自の自主的な取り組みに任せており、研究室として特別な時間は設けていません。ただし、論文はほぼ全て英語ですし、留学生とのコミュニケーションなどを通じて、研究活動の中で自然と英語力が鍛えられる環境にはなっています。また、例えば国際会議での発表等はいい目標となると思います。さらに、学生が留学等を希望する場合は全面的に支援し、国際的な人材の育成に努めます。ちなみに笹原は修士課程の頃に英会話教室に週三回通ってました。これは本当に役に立ち、おかげでその後の海外ポスドクのポストに繋がったと思っています。
生成AIの使用について 積極的な使用を勧めます。特にテキスト系は個性や創造力が不要な『推敲』『校正』『翻訳』『要約』『予備調査』『コーディング』等にはきわめて強力です。しかしながら、広く指摘されているように、その使用には慎重さが求められます。大学の基本的な方針に従って適切に使用しましょう。(参考:『生成系AI (ChatGPT, BingAI, Bard, Midjourney, Stable Diffusion等)について』 『東京大学の学生の皆さんへ:AIツールの授業における利用について(ver. 1.0)』) また、個人レベルでの注意点に加えて、大量の電力消費による環境負荷や、途上国におけるデータラベリング作業に伴う低賃金労働の問題といった、より大規模で構造的な社会課題が存在することも理解しておくようにしてください。
論文の探し方 【生成AIへ質問】 全くの新しい領域に飛び込む際はこれを一番最初に試す時代になりました(2025年)。ただしもちろん下記の方法でのクロスチェックを欠かさないように注意してください。 【Google Scholar】 ほぼ説明不要ですがGoogleの論文検索サイトです。論文の表題や著者から検索でき、またメタデータを簡単に確認できます。特に便利なのは、当該文献を引用している論文のリストが得られる点です。 【手元の論文の参考文献】 精査したい場合は結局これしかありません。 【論文誌のWebページ】 各論文誌は独自の検索システムを持っています。投稿を検討する際に雑誌の雰囲気を掴むために便利です。
主な参加学会(制御理論系) 国際会議
- IEEE Conference on Decision and Control (CDC):制御理論分野におけるトップカンファレンス(参加者1000人超) 開催時期:12月/論文投稿締切:3月下旬
- IFAC World Congress:自動制御に関する研究が全世界から集結する大規模カンファレンス(参加者4000人前後) 三年毎開催 開催時期:8月/論文投稿締切:11月下旬
- American Control Conference (ACC):CDCに次ぐ国際会議(アメリカ主体) 開催時期:7月/論文投稿締切:9月下旬
- European Control Conference (ECC):ヨーロッパ主体の国際会議 開催時期:6月/論文投稿締切:10月下旬
- SICE Annual Conference (SICE AC):日本の計測自動制御学会(SICE)が開催する国際会議 開催時期:9月/論文投稿締切:3月下旬
国内学会
- 計測自動制御学会 マルチシンポジウム (MSCS) 開催時期:3月/原稿投稿締切:11月下旬
- 自動制御連合講演会 開催時期:11月/原稿投稿締切:9月上旬
- システム制御情報学会 研究発表講演会 (SCI) 開催時期:5月/原稿投稿締切:4月上旬
細々としたこと 社会人になるための基本的な準備として大切だけれども、学生が必ずしも意識できていない細かなことを順不同で並べていきます。 ・一日一度はメールやSlackを確認しましょう。連絡が取れない人と思われてしまうとよくないです。 ・メールにCCが入っていたら返信でもそれらの方々にCCしましょう。 ・何かを依頼する際は締切を明示しましょう。イベントの出欠確認や原稿確認依頼等が代表的です。 ・原稿確認依頼は早めに出してもらった方が丁寧に見れます。目安としては、締切二週間前であれば総合的に見れます。締切一週間前だと細かい部分は難しくなります。二日前だとフォーマットの確認に終始することになります。 ・原稿改訂時は変更点(細かな書式の修正を除く)がわかるようにしましょう。原稿中に色をつけてもいいですし、注釈でコメントしてもいいですし、別で修正点をまとめたテキストファイルを用意してもいいです。やや込み入った修正点に関しては、修正の意図も記載するとより意義のあるフィードバックが可能になります。 ・規模の大小に関わらずプレゼン前は会場で動作確認を実施しましょう。特にオンライン会議の場合は念入りに確認する必要があります。開始時刻を過ぎてから準備不足によるトラブルに対処してる姿を見せてしまったら、自分の時間の方が参加者全員の時間よりも大切だと主張していると思われても仕方ありません。 ・小規模の集会の場合プレゼン担当者は事前に空調を付けておくようにしましょう。 ・論文やプレゼン資料作成時は大枠を作ってから肉付けしていく形で進めて、その都度ごとに教員や先輩に確認をお願いしましょう。作りこんでから構成を変更するのは大変な手間がかかるためです。 ・大学院では夏休みや冬休みにも研究・就職活動を行うことが一般的です。むろん一週間程度の休暇は推奨されます。せっかくの研究室生活ですから、密度濃く充実して過ごしてもらいたいと願っています。